便秘による「痔」を防ぐコツ

 

いぼ痔・切れ痔にかかわらず、痔を発症する原因であったり悪化させるもっとも大きな要因は排便異常、つまり「便秘」や「下痢」です。

 

なかでも便秘については、世の中に多くの「便秘の解消法」が出回っているわりには、本当にその悩みから解放されている方は多くはないのが現状です。

 

なぜでしょうか。

 

それは「便秘解消にはコレが効く!」ですとか「これを飲んで毎朝スッキリ!」などといった売り文句に、藁をもつかむ思いで手を伸ばしてみても

 

そもそも

  • なぜ自分は便秘になりやすいのか
  • 人間が便秘になってしまうしくみとは

 

についてあまりにも知識がないために、その場しのぎの対処法に頼ってしまうからです。

 

その場しのぎの対処法でも、最初のうちは効果があるかもしれません。

 

ですが「その場しのぎ」はどこまでいっても「その場しのぎ」でしかありません。

 

根本解決ではないのです。

 

根本解決でない以上、本質的には、この先もずっとその苦しみと付き合い続けていくことは避けられないでしょう。

 

簡単に言えば、「その場しのぎ」をつづけることで、根本解決の遠回りをしているということができるのです。

 

そこで今回は、便秘を防ぐコツを知るために、まず私たち人間の排便の仕組みを説明させていただきたいと思います。

 

結局のところ、これを知ることが、便秘解消への最短距離を考える基本になるのです。

 

人間の排便の基本は「反射」

 

人間は、次の3つの神経反射により排便をしています。

  • 胃・結腸反射
  • 姿勢・結腸反射
  • 視覚反射

 

どれもあまり聞きなれない言葉かもしれませんので、それぞれについて簡単にまとめてみますね。

 

胃・結腸反射

 

朝ごはん

 

「胃・結腸反射」とは、朝に目を覚まし、空になっている胃の中に食べ物が入ってくる刺激によって腸が動く、という反応のことを言います。

 

ちなみにこの「胃・結腸反射」は、朝に限らず食事のたびに起こっているのですが、

  • 胃が空っぽの時間が長ければ長いほど
  • 食事の量が多ければ多いほど

活発になります。

 

このことからも、朝ごはんをしっかり食べることが便秘の解消につながる理屈がお分かりいただけると思います。

 

姿勢・結腸反射

 

起きる写真

 

「姿勢・結腸反射」とは、その名のとおり姿勢が変わることによって腸が動く反応のことです。

 

朝の目覚めというのは、それまで数時間のあいだ横になっていたからだを起こし、立ち上がるという大きな姿勢の変化のある時間です。

 

この刺激により、大腸の蠕動運動が始まることで便意が促されるのです。

 

視覚反射

 

ジャム

 

「視覚反射」とは、美味しそうなものを見ると口の中に唾液が分泌されるのとあわせて、大腸の蠕動運動が始まる反応のことを言います。

 

美味しそうなものを見ると唾液(よだれ)がでる、という反応は実感のある方も多いと思いますが、

 

それに加えて大腸も蠕動運動を始めることを知っている人は少ないのではないでしょうか。

 

こういった反応が、わたしたち人間の身体には本能として備わっているのです。

 

まとめ

 

便秘による「痔」で苦しんでいるあなたに質問です。

 

あなたは睡眠をしっかり取り、毎朝、朝食をしっかり食べていますか?

 

今回お伝えした、人間に便意を促す3つの反射

  • 胃・結腸反射
  • 姿勢・結腸反射
  • 視覚反射

 

は、実は朝ごはんをしっかり食べることで活発になるものばかりなのです。

 

もちろん、を飲むことによって便を出す方法もあります。

 

ですが冒頭でもお話しした通り、これは「その場しのぎ」の対処療法であって、毎日の快便への根本解決法ではないのです。

 

逆に、癖になることでさらに快便から遠ざかる可能性さえあります。

 

まずは人間の本能に基づいた方法、つまり「朝食をしっかり食べる」という習慣を身につけてください。

 

薬による強制的な便意でなく、自然な便意を感じることができるようになるはずです。