痔を悪化させるスポーツとその理由

 

痔を発症させたり、悪化させたりする大きな原因のひとつに「血流の悪化」があります。

 

肛門周辺の大小の血管があつまった「動静脈叢(どうじょうみゃくそう)」の血流が悪化することは、そのままおしりのトラブルを引き起こしてしまうんです。

 

毛細血管があつまった組織は、以下の図のように肛門の内外に存在します。

クッション部分

血の流れをよくするため、血流をよくするために身体を動かすことは基本的には良いことなのですが

 

「痔」という疾患について言うと、必ずしもスポーツがいい影響をあたえるとは言い切れない点に注意が必要です。

 

おしりに負担のかかるスポーツ

 

スポーツの中には、おしりに負担をかけてしまうものがあるんです。

 

そのスポーツにはいくつかの共通点があって、たとえば

  • 瞬間的にお腹に力を入れて、肛門を締め付ける動きがある
  • しゃがんだりかがんだりして、おしりに力がかかる
  • 冷える

 

といった特徴を持ったスポーツです。

 

具体的に挙げてみますね。

 

ゴルフ

 

ゴルフの写真

 

動き自体はとくに激しい印象のないゴルフですが、じつはおしりにとても負担のかかるスポーツなんです。

 

先ほどのおしりに負担のかかるスポーツの特徴としてあげた項目のうち

  • 瞬間的にお腹に力を入れて、肛門を締め付ける動きがある

にまさに当てはまるのです。

 

ボールを打つ瞬間に、おしりにギュッと力が入るので肛門のうっ血を引き起こします。

 

自転車・乗馬

 

自転車に乗った人の写真

 

これは見るからにおしりに負担がかかりそうなスポーツだとわかるかもしれませんね。

 

自転車はサドルの上に直接おしりを乗せますし、乗馬であれば鞍(くら)と呼ばれる馬の背中に腰を下ろすための道具がおしりにぶつかります。

 

またその姿勢も問題で、両足を開いてまたがった形で上体の動きを支えますので、どうしてもおしりに力が入り、また肛門を締め付けますので痔の方は注意が必要です。

 

野球のキャッチャー・サッカーのキーバー

 

キーパーの写真

 

どちらも中腰やしゃがんで過ごす時間が長いポジションです。

 

こういった体勢を長く続けることで、おしりに負担がかかりうっ血してしまいやすいのです。

 

スキー・スケート

 

スキーの写真

 

これは分かりやすいですよね。

 

実際にプレーしている時は気が付きにくいこともあると思いますが、確実におしりが冷えますので、やっぱり痔にはよくありません。

 

また実は、どちらもおしりへかかる力が大きい、という点でも共通しています。

 

「冷え」+「おしりへの負担」と、痔の方にはとてもハードルの高いスポーツと言えます。

 

釣り

 

釣りの写真

 

地味ですが、長時間にわたってじっとしていることも、じつはおしりには負担がかかります。

 

同じ体勢を続けることで、血液が滞りがちになりうっ血を引き起こすからです。

 

また、寒い時期の釣りは身体の冷えも加わり、おしりには負担の大きなスポーツです。

 

まとめ

 

以上、おしりに負担のかかるスポーツを紹介しました。

 

ここに挙げたスポーツはおしりに負担のかかる(=痔を悪化させたり発症させたりする可能性のある)ものばかりですが、

 

これ以外にも、おしりに不安のある方は

  • 瞬間的にお腹に力を入れて、肛門を締め付ける動きがある
  • しゃがんだりかがんだりして、おしりに力がかかる
  • 冷える

 

といった要素を持つスポーツをする際には、気をつけてプレーしていただきたいと思います。