パソコンの使用と「痔」の関係

 

現代社会では、パソコンは日常生活から仕事といったあらゆるシーンで欠かせないツールになっていますよね。

 

スマホやタブレットの大型がすすみ、事務的な作業などもまかなえるようになってきたといっても、やっぱり仕事全般ではパソコンを使用する事が多いのが現状だと思います。

 

長時間のパソコン使用による弊害の代表的な症状としては「腰痛」があげられますが、

 

それと同様に多いのが、じつは「」なのです。

 

デスクワークの方は「痔」に要注意

 

腰痛などと比べると、人に気軽に相談できないのが「痔」の悩みでもあります。

 

ですが人間である以上、痔によるおしりの違和感というのはめずらしいことではありません。

 

日本人の3人に1人は「痔主」、つまり痔をもっているとも言われているんです。

 

人間の身体は、排便を行う器官である肛門が、心臓よりも下(地面に近い位置)にありますよね。

 

この構造上、長時間イスに座っていると、肛門周辺のうっ血がすすむのは避けられないことで、この「うっ血」が痔を引き起こす元凶になっているんです。

 

人間のおしりに「うっ血」が起こりやすいのは…

 

肛門の周辺の静脈には、血液の逆流を防ぐ「弁」がないという特徴があって、これにより余計に血液が滞りやすくなってしまうんです。

 

痔核(いぼ痔)には以下の2種類の症状がありますが、どちらも肛門周辺の静脈がうっ血により腫れることで症状が起こります。

(イラストから、静脈が腫れていることがお分かりいただけると思います。)

 

1.内痔核

内痔核イラスト

2.外痔核

外痔核イラスト

 

うっ血を起こす原因

 

パソコン作業などによるデスクワークを続けていると、足の筋肉を使うことが少ないためポンプ機能が活発でなくなり、静脈の血液が心臓に戻りにくくなるんです。

 

エコノミークラス症候群」という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、これも足の筋肉を使わないことによる血液のポンプ機能の不全によって起こる症状です。

 

肛門周辺の血液のうっ血には、足の筋肉を使うことによるポンプ機能が大きく関わっているということです。

 

痔の原因「うっ血」を防ぐためには

 

うっ血を防ぐためには、足の筋肉を使い血液を送るポンプ機能を働かせることが大切です。

 

具体的には、イスに1時間座ったら、一度立ち上がり、部屋を歩いてください

 

トイレに行ってみたり、外の景色を見てみたりとその目的はなんでも構いません。

 

大切なのは、歩くことで足の血液を送るポンプ機能を働かせることですので、フロアをぶらぶらと歩き回るだけでもいいのです (^^)

 

デスクにキッチンタイマーなどを用意して、60分ごとにアラームを鳴らして立ち上がるサインにするなどもいい方法です。

 

体の冷えにも要注意

 

現代社会のオフィスでは、夏といえど、クーラーの影響などにより部屋の温度が低いことが多いですよね。

 

この「温度」というのはおしりの血流、ひいては「痔」全般に対しても大きな影響を与えます。

 

体が冷えるということは、血液の流れが滞ることにつながりますので、痔主の方はとくに注意する必要があるんです。

 

また、エアコンによる「気温差」を意識することも大切です。

 

室外と室内の温度差が10℃以上などと大きくなると免疫力が低下しますので、肛門が炎症を起こしやすくなったりします。

 

まとめ

 

パソコンの使用などで長時間のデスクワークをする際は、

  • 1時間おきに席を立って歩く
  • 室温を下げすぎて体を冷やさないこと

 

を意識して生活するようにしてください。

 

小さな習慣ですが、このふたつを意識して行動するだけでもおしりへの負担を減らし、痔の発症や悪化を防ぐことができます。